浮気調査_2

対象者がその場所から動いた。タクシーに乗る。女性は慌てて社内に戻っていった。多分、今晩の待ち合わせを約束したのではないだろうか。

対象者のタクシーをレンタカーでつける。そのタクシーはとあるホテルの玄関に到着。そこは普通のビジネスホテル。二人でとまるにはあまりふさわしいホテルではない。探偵は想像をする。このホテルで会うのではなく、外で会うのだろうか。女性はその日のうちに自宅に帰る必要があるのだろうか。ということは女性も不倫ということか・・・と。

何はともかくホテルの前で張り込み。

午後6時に対象者はタクシーに乗り、外資の高級ホテルに到着。探偵は慌てて車を駐車場に置く。男はそのホテルのレストランに入る。しばらくして例の女性が到着。同席して一緒に談笑している。

さて問題はここからだ。ここからが探偵の腕の見せ所だ。どこで張り込みをすればいいのか?レストランの入り口の見える場所か、ホテルの玄関か・・・。

探偵はレストランの入り口の見える場所で張り込むことにした。そしておよそ2時間後、二人は腕を組んでレストランからでてきた。そのまま外へ出る。

このホテルで部屋を取ってあると想像していたが・・・。

つづく。

浮気調査_1

探偵という職業は人の人生そのものに触れるときがある。とくに浮気調査がそうだ。

奥さんからの依頼で「主人が北海道に行くとのこと、本人は出張と言っているが、絶対に浮気相手と一緒になるはず、だから調査してほしい」。奥さんとしては必死なのだろう。

調査開始は北海道からだ。到着時間は掌握していたので主人の到着を待つ。そしてそこから尾行が始まる。そのときにはまだ一人だった。いつどこで合流するのか?あるいは全く合流しないのか?

尾行して・・・まずある会社に入った。多分商談だろう。それから一時間後に出てきた。午後3時。それからタクシーに乗る気配がある。その瞬間、その会社からある女性が走ってきた。そしてなにやらこそこそと話をしている。

探偵は確信した。彼女こそ浮気の相手だと。取引先の女性が・・・。

つづく。